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イタリアの風:Chigusa Kuraishi Blog

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La Chiesa di San Vigilio

Ho visitato La chiesa di San Vigilio a Pinzolo (Trentino)
e ho visto célèbre l’affresco del
1539 di Simone Baschenis

今日,私はピンツォーロのサン・ヴィジリオ教会を訪れ、
シモーネ・バスケニスによって1539年に描かれた、
フレスコ画、“死の舞踏”を観た。

とても面白いフレスコ画だと思った。
この教会の中にピンツォーロのサン ヴィジリオ教会のことを書いた
“Nell’antica chiesa di San Vigilio a Pinzolo”(editrice Uni service)の
著者ジュゼッペ チャギさんがいて、
いろいろ教会の歴史やフレスコ画について説明をしてくださいました。
La Chiesa di San Vigilio _f0178334_5475458.jpg


“Danza macabra”死のダンス”ballo della morte“死の舞踏のテーマは,
北欧から伝わり、フランス、スイス、スペイン、イベリア半島などを経由して、
イタリアにも伝わった。死は支配力、至上権を持ち、、抗しがたく、逃れられ難い。
死の前には誰も彼も同じ。司祭、貴族、富むものも貧しいものも、男も女も・・・
悲劇への一歩はいつ何時来るかわからない。説諭が下される、人生の価値を
考え直すことを誘う。あの世を見据えて、態度を改める。
皮肉と風刺を含んだ説明書きがそれぞれの人物像の描かれた足もとに記されている。
宗教、政治、道徳的に、教会のルター主義への改革の時代、福音書に立ち戻る、
という時代にこの絵が描かれた。
(Nell’antica chiesa di San Vigilio a Pinzolo)より抜粋。



そしてまた、ピンツォーロから少し山を登った隣町、
マドンナ・ディ・カンピリオという地名が非常に頭にひっかかっていたので、
そのなぜマドンナという地名になったか聞いたら、彼は知っていました。嬉しい!
やっぱり、マドンナ・ディ・カンピリオは、
1100年頃の羊皮紙に書かれた古書によると、ライモンドという神父が、
巡礼者のための避難所、保養施設を建てた当時、
マドンナ(聖母マリア)に聖堂を奉納し、命名したという。
1005年頃祭壇座をつくり、木造のマドンナ(聖母マリア)が彫られ、
現在も残っている。マドンナ・ディ・カンピリオにある
2つのサンタ・マリア・アンティカ(古い)とサンタ・マリア・ノーヴァ(新しい)
と2つの教会があり、アンティカは1880年ごろ造られ、
ノーヴァは30年前頃造られたと聞きました。このマリアの像は、
教会ができる前は、Hotel des Alpesに安置されていたそうです。
そうあのオーストリア皇女シッシが泊まったホテルです。
by art-chigusa | 2011-07-19 05:51
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ペルージャ在住 アーティスト


by Chigusa Kuraishi
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