イタリアの風:Chigusa Kuraishi Blog

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ai Weiwei LIBERO


La Mostra

ai Wei wei LIBERO

FIRENZE

PALAZZO STROZZI

23 Settebre-22Gennaio 2017

A Cura di Arturo Galansino

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中国の現代アーチスト、アイ・ウェイウェイの展覧会が、フィレンツェのストロッツィ宮で、

開かれている。

ストロッツィ宮は、高級ブランドのブティックの並ぶフィレンツェの中心街にある。

ルネッサンス期の邸館建築で、15世紀に銀行家フィリッポ・ストロッツィが、

ベネディクト・ダ・マイアーノに依頼して建てられた風格のある美しい建物だ。

アイ・ウェイウェイはオレンジの救命ボートをこの建物に張り付けた。

REFRAME”と題されたインスタレーションは、規則正しい窓のフレームになっていた。

現代イタリアも含めヨーロッパの大きな社会問題である移民を想起させる。

シンプルでありながら、強いメッセージを伝えている。

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中国で起きた地震(2008年5月四川大震災)をテーマにした作品が心を打つ、リュックサックを組み合わせた蛇が壁を這う。

床の木の箱に死の影を感じさせるが、その上に白い鉄の棒が蛇のように這っている。この悲しく不安な作品は、美しくもあった。

一つ一つの作品は明確な社会的メッセージを伝えている。形や色は洗練され無駄がない。

アートの創造それ自体の問いかけ、伝統を破壊して新しいものをつくるというイメージには、

暴力的な強さや脅威さえも含む。

命をかけて、社会運動をしながら、作品をつくるアイ・ウェイウェイの展覧会は、見る価値がある。

展覧会のパンフレットのアイ・ウェイウェイの写真では、自分の目を両手でまんまるく開いている。

よく目を見開き、注意して世界を、社会を見なさいということか?





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# by Art-Chigusa | 2016-09-27 07:08 | Altri | Comments(0)

Mostra di Inchiostro Giapponese" Linea e Immagine"

E’ iniziato il 20 Settembre a Milano

“Mostra di inchiostro giapponese Linea e Immagine
: Artista Kazuko Kamiyama.
Rimarra’ aperta fino 1l 28 Settembre.
Presso Associazione culturale ARTE GIAPPONE
Vicolo Ciovasso 1 Milano

ミラノのモンテナポレオーネの地下鉄の駅から歩いてすぐ、3分のおしゃれな場所で、
20日から神山和子の、墨と線の作品の個展が開かれている。最近、日本も含めて、
中国やアジアのアートにイタリア人は以前よりも、関心を示しているように感じる。
若い人たちも、日本のアーチストの作品を購入するようになって来た。
「モダンな建築に日本的な絵は、合わせやすい」とか、「日本は神秘的で興味を惹かれる、新鮮だ」と言って、
私の絵を買ってくださったイタリア人も多い。
この展覧会では、「無限」、「水」「月」「風」・・と題された作品が見られ、
森羅万象、宇宙観、自然、心の中を見つめるような、日本美術の伝統的で哲学的なテーマを現代的に軽やかに表現していた。
純粋に表現する中(無駄を消して行って、残るかたち)洗練された中で、個性を出して行くことは、
難しいとも感じた。

この展覧会は、28日まで 
ARTE GIAPPONE Associazione CulturaleVicolo Ciovasso 1 Milanoで開かれている。
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# by Art-Chigusa | 2016-09-26 00:36 | Altri | Comments(0)

ローマは五輪開催地、立候補を中止へ

CONI GELATO

この見出しは、22日付けのイル・マニフェストの見出しで、掛け言葉の見出し。
コーニ:イタリアオリンピック委員会:コーノはアイスの容器とジェラート
:アイスクリーム:凍結(冷たい)をかけている。
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2024年夏の五輪開催地にローマは、NO。
2020年東京五輪の次のオリンピックとなる2024年の、夏の五輪開催地の候補だったローマは、立候補を取り下げる方針を、21日午後、明らかにした。

ローマの新市長ヴィルジニア ラッジは21日、莫大な開催費用やローマ市民の反対などを理由に、招致反対する考えを示し、ローマは立候補を取り下げる表明をした。ヴィルジニア・ラッジ市長は昨日ローマで記者会見を開き、「オリンピックをローマで開けば、ローマの債務はさらに増え、市民の大半が反対している。招致を進めるのは無責任だ」と述べた。

イタリアのオリンピック委員会会長ジョバンニ・マラゴは「ローマが国際的なスポーツの中心都市になる機会が失われて残念だ」と失望を表明。レンツィ首相は市長の判断を尊重する考えを表明している。

フランスのパリ、アメリカのロサンゼルス、ハンガリーのブダペストの中から2017年9月に開催地が決定する。

五つ星運動の党首、政治リーダーのベッペ・グリッロは、「優秀なヴィルジニア、その調子で前進しなさい。会見を観たよ」と励ましている。

オリンピックの問題は、昔はオリンピック開催地となると、経済的にもイメージ的にも色々な恵みをもたらしていたが、どうも近年はそうなるとは限らないようだ。ましてや、市長が変わったばかりのローマは、オリンピックを利用して、ポジティブに転換することは、無理がある。逆に税金の無駄使いという見方の、反対する市民も多い。

オックスフォード大学の調査によると、オリンピックにかかる費用は、コントロールが難しく、過去の実際の費用は平均1.76%、予算よりも高額になっている。ローマはまだ1960年の五輪の負債も残っているという。2012年モンティ首相が、立候補しないと言った時に、イタリア市民は拍手した(ラ・プッブリカ)当時の失業率は9.3%、国債GDP比127%だったが、現在は更に悪化している。国債GDP比132.7% 失業率は11.5% 国債も若干増えている。

下の数字はイタリア急進主義政党による調査書類(1960年から2012年の五輪の予算以上にかかった費用の推移)

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しかし悲しい。この夏の終わりに、ジェラートは冷たすぎる。仕方ない。ローマはまず、解決しなければならない問題が山積している。
大好きなローマが、外見も内面も更に美しく、活気を取り戻すことを祈る。この美しいヴェルジニア・ラッジの改革によって。

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# by Art-Chigusa | 2016-09-22 19:35 | Altri | Comments(0)

IL Nilo a Pompei : Museo Egizio

トリノのエジプト博物館に、9月15日行って来た。エジプトのカイロ博物館の次に、世界で2番目にエジプトの美術品の収集品が多いことで知られている。私がここを訪れたのは3回目で、今回は、大規模な企画展をしていた。2016年3月5日から9月4日までの予定が、10月2日まで展示期間が延長されていた。
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“ナイル川とポンペイ”古代ローマ世界の中のエジプトの視点―というエジプトの文化がギリシャ、古代ローマ(ローマ帝国)にいかに影響を及ぼしたか、7つのテーマに分けて探るというもので、ポンペイ文化財事務局、ナポリ国立考古学博物館の協力を得て、大規模なプロジェクトが実現した。
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この日の朝、友人に「エジプト博物館に行きなさいよ。いいわよ~」と、勧められた。でも過去行った時に、コスタンティノープル(東ローマ帝国:現在トルコ)の子供のミイラのところで、激しい動悸と頭痛がしたため、「ちょっと重い、やめとこうかな」という気分であった、でもこの日の朝、イタリアの一般紙コリエレ・デッラ・セーラが、勇気ある女性ジャーナリストで作家のOriana Fallaci の本を新聞と一緒に発売していて、“La paura e’ peccato”:“恐れは罪”というキャッチフレーズが目に飛び込んできた。もちろんジャーナリストの使命や義務というような別のもっと重要な意味を伝えていたのだと思うけど、そんな小さなメッセージにも心が動かされるもので、観に行くことにした。この展覧会も入ってすぐのところに、男のミイラが横たわっていて、やっぱり、動悸がして、手に汗をかいてしまった。「死んだ人が多くの人にこのようにみられるっていうのは、どういうものだろうか?・・彼の魂は成仏できているのだろうか?」などと考えると複雑な気持ちがするのである。右手に持った展示品を説明する音声ガイドは、壊れたように、何度も何度も繰り返し、狂ったように映像もチカチカとし、音声が違う音声とだぶって雑音になっている。エスカレーターを上っていくと、空間に一人になっていることに気づき、ますます心臓はバクバク、パニクッってしまった、展示回路がすこしわかりにくいのにも、苛立った。アー怖かった。
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美しい彫刻や、魅力的な象徴的な図、神格化した動物など見ていくうちに、周りに人も多くなって来て、だんだん落ち着いて、いつの間にか至福の時間を過ごしていた。「なあんだ、大丈夫じゃん」という気持ちになっていた。「ほっ」
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“Il Blu Egizio エジプトのブルー建築家ヴィトゥルヴィオ Vitruvioは、ブルーの絵具を最初に発明して製造したのは、エジプトのアレッサンドリアだったと語っている。ヴェストリオという当時有名だった商人が、製造を始めて、ポッゾォーリ(ナポリ)で産出、生産された。実際に、4王朝、エジプトに顔料があったことが、記されている。(紀元前2543-2436A.C)絵画にアズッロ:青が使われていた。シリカ(ケイ素の酸化物)銅や、銅の塊(クジャク石)石灰、ナトロン. と温めて混ぜてつくった“:という説明があった。
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ポンペイに行くのが夢だったが、イタリアに何年もいて、恥ずかしながら、まだ行ったことがない。東京に住む友人の画家は、毎年ポンペイに東京から行っていた・・・。トリノでその夢の、ポンペイ壁画を観ることになるとは思っていなかった。やっぱりかなり好きだ。絶対にポンペイ(ナポリ)に行ってもっと観ようと心に誓った。
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エジプトの絵は、日本の水墨画にもどこか似ているところがある。ポンペイのテンペラ画も日本画に似ているところがある。凄いと思ったのは、枕だった。エジプト人がつかった枕は、日本髪の女性の使っていた枕と同じだった。でもこの枕って、死んだ人を寝せたのかな、これで寝ていたのかな。
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# by Art-Chigusa | 2016-09-19 23:43 | Altri | Comments(0)

ポピュリズム政党:ローマ市長ヴィルジニア・ラッジ

6月に行われた地方選挙によって、イタリアのローマの市長に、改革を促す「五つ星運動」から出馬した、
ヴィルジニア・ラッジが選ばれた。ローマ史上初の女性市長の誕生は日本でも大きく報道された。
この38歳の女性弁護士は、清潔感のある聡明な雰囲気の政治家だ。
過去には、ローマの前市長が、マフィアとの癒着が明るみにされて、公費流用疑惑で辞任、ラッジに改革の
期待がかかっている。

ところが、今3か月も経たたないうちに問題が出て来た。9月1日、ローマ市の経済評議員、執務委員長、水道、運搬、ごみ処理関係の代表議員(ラッジの助役)5人が、次々と辞任。ラッジがこのまま市長として続けて行けるかどうかが、注目されている。2日、ラッジは涙ながらも「続けて行きましょう」とコメント。「五つ星運動」の代議員副委員長ルイジ・ディ・マイオは、「まだ始まったばかり。「五つ星運動」の市長であることは、易しいことではない。この挑戦を受けて立つ」と宣言した。現在問題になっているのは、ごみ処理の問題で、ラッジの執行部の環境・評議員パオラ・ムラーロは、不正疑惑で捜査中であったことを、ラッジは知っていて、公にしなかったことも、問題視された。ラッジは、執務長と、「五つ星運動」の幹部には、話をしていたそうだ。

7日には五つ星運動の党首でコメディアンのベッペ・グリッロが、ローマの街頭に立ち、「パーフェクトではない。我々にもミスはある」と過ちを謝った。、ラッジは「私の背後には大きな協力者たちがいる。このまま前進する」と新たに、「五つ星運動」の団結とローマの改革の使命を果たすことを誓った。そして、ローマ市は2024年の五輪の候補地になっているが、ローマで実現できるかどうか、ローマ市の政治改革が可能か、今後が注目されている。

ごみ処理の問題はナポリやローマだけではなかった。ペルージャも2015年、ごみ処理の企業の14人が検察庁から尋問され、8人の不正が明るみに出て、一部の地域に環境汚染の深刻な問題を残した。
美しい緑の溢れるウンブリアはもとより、イタリアの私たちの食卓に上る、野菜や果物が、自然な汚染のない土からとれたものでなければならない。

「五つ星運動」政党は、批判運動から発展して、今や大きな影響力を持つ勢力政党に発展してきている。
シンボルである5星は、社会が守り抜くべき概念(発展・水資源・交通環境主義・インターネット社会)を指している。

ヴィルジニア・ラッジとともに、トリノでもキアラ・アペンディーノが同じ「五つ星運動」からトリノ市長に就任したが、批判することは簡単だが、経験のない若い政治家が、
実際に成果を上げることができるかどうかが疑問視されている。他政党の批判が多く、“リフォルマ”:“改革案”も、説得力に欠ける。しかし政治経験豊富で元トリノの市長ピエロ・フランコ・ロドリフォ・ファッシーノは、「批判するならば、まずここへ来てやってみてから言えばいい」と言っていた張本人が、実際に自分の座をとられることになったことは象徴的である。“誠実”を唱える「五つ星運動」どこまで、行けるのか?
イタリアには、政治改革を望む人が増えていることは明らかである。
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# by Art-Chigusa | 2016-09-08 04:41 | Altri | Comments(0)
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ペルージャ在住 アーティスト


by C.K
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