イタリアの風:Chigusa Kuraishi Blog

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Andy Warhol Palazzo Reale Milano

ミラノのパラッツォ・レアーレで、ポップアートの旗手、アンディ・ウォーホル(1928-1987)
の展覧会が現在開かれています。3月9日まで。

ペンシルバニア州 ピッツバーグでスロバキアの移民の子として生まれ、
1950年代にニューヨークで、「ヴォーグ」などの雑誌広告やイラストですでに成功していました。
1960年、彼はイラストレーションの世界を捨て、ファインアートへ移行して行きます。
「バットマン」や「スパーマン」などコミックをモチーフに作品を制作します。
1961年キャンベルスープの缶やドル紙幣をモチーフに作品を描き、
ポップアートの誕生と言われます。
1963年マリリン・モンローの突然の死にあっては、映画「ナイアガラ」のスチル写真から
モンローの胸から上の肖像を大量生産しました。
1964年(35歳)からニューヨークにThe Factory 工場
と呼ばれるスタジオを構え、そこで代表作となる作品が次々と生まれました。
1965年(37歳) The Velvet Undergroundデビューアルバムのプロデュースを行っています。
有名な「バナナ」の作品が生まれました。
1968年(40歳)S.C.U.P(Society for Cutting Up Men)
のメンバーだったバレリー ソラナス という女性に拳銃で狙撃されました。
3発のうち1発が左肺、脾臓、胃、肝臓を貫通、重体でしたが、一命を取りとめました。

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スターのイメージや商品、ドル記号など、アメリカの社会に流布するシンボルを
作品化することで、アメリカの資本主義や大衆文化の持つ大量消費が表現されています。

特に私が、興味を持つのは、事故や死のイメージの作品です。
この展覧会でも見られた、電気椅子(死刑のために使う)の作品や、
骸骨の作品・・・ジェームス ディーンと書かれた、車の事故のイメージの素描。
彼自身は死に関してこう言っています。「人生で一番Imbarazzante面倒なこと」
これほどまでに重いことをこうも、淡々と表現できた天才アーティスト、それこそが
偉大な才能ではないでしょうか。

彼は1987年2月22日、58歳で逝かれました。
死因は胆嚢の手術のために入院した先での夜勤看護婦の不注意だったということです。
短命です。

特にこの展覧会で驚いた大作は、 銅版におしっこをかけて、腐食させて作品にしたもの。
タイトルは忘れてしまいましたが、
地の色が金のようで、緑、赤み、青に錆びていって、とても美しい作品です。
抽象の「シャドウ(影)」も巧いと思いました。これらの作品は、
ウォーホルの作品のイメージとは遠い作品ですが、
いかに実験的な作業も怠らなかったかがわかります。

ハイヒールの作品は代表的な作品ですが、カタログや写真では全く違う印象です。
印刷ではみられない、地の黒にきらきらひかる粒子の粒が敷き詰められていて、
実際にみると、更に本当にかっこいい作品です。

ウォーホルが死ぬ少し前、最後の展覧会に制作したという、白黒で線で描かれた
「最後の晩餐」や、キリストの絵もとてもよかった。何か違う技法への移行の意思が
あったのではないかと思わせます。


アーティストの言葉
アンディ・ウォーホルって人間について知りたいと思ったら、
僕の映画や絵をただ表面的に見てくれればいい。そこに僕がいるから。裏には何もないんだ。

僕はいつも人を実際よりよく描こうとする。ただ本物そっくり描く方が簡単なんだ。
僕がもっと想像力豊かなら、実物とまったく違った絵を描くだろう。

僕は子供の頃からずっと、できるだけスピーディに生きたいと思っていた
だからいつも早くできる方法ばかり探しているんだ

ああ、芸術は難しすぎる。

今日あるものを壊した。そうしたら、1週間に1回くらいは、何か壊した方がいいんだなと気づいたんだ。
生命っていうのが、いかに儚いものかが、それでわかるからだ。

僕は単に、普通のものが好きなだけだ。絵を描く時、普通のものが、
特別なものにみえるように描いたりはしない。ただ、ごく普通のものをごく普通に描こうとする。

普通のものをごく普通に・・・でもウォーホルはスペシャルでした。繊細でかっこよくて、
可愛い・・・愛すべきアーティストです。






日本でも、2月1日から5月6日六本木の森美術館で
「アンディー・ウォーホル展:永遠の15分」という題で大きな展覧会が開かれていますね。
私は行けませんが。
この永遠の15分というのは言うまでもなく、、
「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」という彼の残した有名な言葉からきていてます。
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by Art-Chigusa | 2014-02-01 23:31 | Mostra

Adrian Paci "Vita in Transito"

ミラノの中心街、地下鉄のPorta Venezia
にPAC Padiglione d'Arte Contemporanea 
PAC 現代美術パビリオン があります。

Via Palestro 14
電話0039-02-8844-6359

2013年の10月5日から2014年1月6日まで
アルバニア人のアーチスト 
エイドリアン パチの ”人生のトランジット:通過点” 展 が行われ、
12月に観て来ました。

エイドリアン パチの90年代の半ばから現在の、
デザイン、写真、絵画、インスタレーション、ビデオ、彫刻の作品が集められていました。

ビデオの作品は、政治的なメッセージが感じられ、考えさせられます。
新作のビデオ
中国人工芸家たちが、ローマ時代のスタイルの巨大な大理石の円柱をつくり、
それを船で運搬するところが撮られています。決して楽ではないこの作業は
労働の搾取を問題視しているのでしょうか?

映像の作品から絵画が生まれるのか、絵画の作品に惹かれます
バイブレーションのように、映像も絵画も、人物の輪郭がずれて、2重3重に
みえるのが、彼の特有のイメージのように感じられました。
この”震え””振動”のイメージが彼特有であり、繊細な感覚が伝わってきます。
パオロ 二コリンとアレッサンドロ ラボッティーニがキュレイターとして企画されている展示と、
なっていますが、面白い展覧会でした。

エイドリアン パチは1969年アルバニアで生まれ、1997年からミラノ在住。
この展覧会は、この後2014年 カナダのモントリオール
(Musee d'arte Vontemporain de Montreal) も巡回します。

日本では東京都美術館から発信する「アートx映像」のフェスティバル恵比寿映像祭
(2011年第3回)で、エイドリアン パチが、「アルバニア ストーリーズ」
という作品を発表しています。
当時3歳だったパチの娘が、過酷な体験をした父エイドリアンのことを口にしている
短編。

この展覧会は、ミラノ市とVulcano(Unita' di produzione contemporaneo)の協力
フィオレンティナのオーナーディエゴ デッラ ヴァッレのブランド
TOD'Sが協賛しています。

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by Art-Chigusa | 2014-01-17 21:44 | Mostra

La Biennale di Venezia 55.Esposizione Internazionale d'Arte

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第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ 国際美術展を観て来ました。
6月1日から始まり、あとわずか11月24日で終了します。
もう観られなかったものもありました。賞を受賞したリトアニア館を観に行ったら、
9月15日までということで、観られませんでした。
ヴェネツィアに到着した夕方、凄い雨で、アクアアルタ(水位が高くなる)警報が出ていましたが
翌日、快晴に恵まれました。

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私が一番気に入ったのは、フィンランド館のTERIKE HAAPOJAのインスタレーション。
エコロジカルな問題を喚起。題はANATOMY OF LANDSCAPE
私の好きなMARGUERITE DURASの“WRITING”の文字の映像が
泡のように消えたり、現れたりするのが美しい。
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特別表彰を受賞した日本館の展示は、他の国とは違った、今までにない新鮮さが感じられました。
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1975年生まれのロサンゼルス在住のアーティスト 田中功起のビデオ、インスタレーション。
キュレーターは蔵屋美香(東京国立近代美術館、美術課長)
Abstract speaking-Sharing uncertainty and collective acts
抽象的に話すこと、不確かなものの共有とコレクティブアクト展
*以下 田中氏のアーティスト ステートメント参照
これを読んで、私たちも「何ができるのか」をもっともっと真剣に考えなければいけないと思いました。
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第55回のヴェネツィア・ビエンナーレの総合キュレーターのマッシミリアーノ・ジオーニは、
2010年第8回Guangiu Biennale (South Korea)のディレクターだった人で、アジアのアートに詳しい。
ART iT のインタビューで、「21世紀の文化に関心を抱いていれば、
誰もがアジアからはじめる事が重要だと考えます」と言っています。
「アートではない文化的工芸品からオブジェをも含むものへと拡張していきました」
「イメージの生産や消費をテーマとする」
「現在や未来のアートに焦点を合わせていると同様、歴史や記憶の掘り起こし」
「アートが私たちをどこへ連れて行くのかが大事で、私たちが自分自身の起源を乗り越えるのを助けてくれるものに興味がある」というジオーニ氏のそれは、私自身の創造する際の永遠のテーマでもあります。
この美術展の総合テーマである“エンサイクロペディックス・パレス”
「自己と宇宙、個人的なものと共同的なもの、個別的なものと一般的なものなどの一致、といった想像の飛躍について探求するもの」と説明しています。

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最高に美しいヴェネツィアでのビエンナーレ、刺激を受けて帰路につきました。




【アーティスト ステイトメント】
例えばぼくらは自分自身の中に複雑な問題を抱えている。それは個々の固有の問題なわけだし、それが誰かの問題と交わることはあまりないだろう。問題はいつも痛みを伴い、その痛みは他者とは共有できないものだ。例えば同情や共感は、痛みを持つ者と持たぬ者のボーダーをむしろ強化してしまう。同情のベクトルは常に痛みを持たぬ者から持つ者へと向かっている。逆はありえない。だからぼくらは同情ではなく、別の方法でもって関わりを模索するべきだろう
震災から一年以上が経過したが、いまだに瓦礫の処理や仮設住宅、原発の問題も含めて状況は続いている。震災の後、たくさんのアーティストや建築家、音楽家、映像作家などが現地でボランティアをしたり、自身の活動を反映した行動を起こしたりしている。それは一時的な反応ではなく継続的なものだ。今年の建築ビエンナーレの日本館でもそうしたプロジェクトのひとつが発表される。震災後の最初の数ヶ月、多くの日本人アーティストが抱いた問いは「アートはこの出来事に対してなにができるのか」であった。そしてその問いはいまも多くのアーティストの中で問われ続けていると思う。直接的な行動を起こすものもいれば、以前と変わらぬ活動を続けることで間接的に応えようとするものもいる。
ではこのぼくには何ができるのだろうか。いや、ぼくにとっての問いはむしろ、この出来事がぼくらにもたらしたものは何かを考えることだ。そのひとつは、おそらくいままでの日本にはなかった社会的に共有されうる強烈な文脈が生じたということだ。この文脈を通して日本社会を見るとき、ぼくらの何気ない行為は、あの日を境に別の背景を持つことになった。例えばぼくらはときに階段を使う。エレベータやエスカレータを使わずに階段を使う。いままでならば健康のためやエコロジーのためと言うこともできただろう。でも、いまこの日本において、「ただ階段を上り下りする」という行為は別様に読み替えることができるはずだ。それはいわば電気(=原子力発電)に頼らないという態度でもある、もちろん本人たちにはその意図がないのだとしても。たくさんのひとが階段を下りる姿を東京の駅で見かけたとき、ぼくにはそれがある種のデモンストレーションに見えた。新しい行動を起こすのではなく、いままでのぼくらの行為を見直し、抽出し、背景を読み替えること。そうすることによって、特定の地域における特殊な問題は広く一般化され、誰も無視することができなくなるだろう。
田中 功起
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by Art-Chigusa | 2013-11-10 10:11 | Mostra

La mostra di Tiziano

La mostra di Tiziano
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Sono andata a vedere la mostra di Tiaziano a Scuderia del Quirinale
a Roma

Dal 3 Marzo al 16 Giugno 2013

cura di Giovanni C. F. Villa

ローマのスクデリア デル クイリナーレで3月5日から6月16日
ティッツィアーノの展覧会が開かれています。
この展覧会で、いかにティッツィアーノがその当時としては現代的な感性を持った
画家だったかよく分かりました。
常に描くタッチが変わって行った、冒険心あふれる芸術家だったか納得できる
展覧会でした。
細かいタッチで描かれた ジョルジョーネのような作品からレンブラントやベラスケスを
思わせるような魂を吹き入れる肖像画、大きな宗教画は、荒いタッチでエル グレコのようだったり、
晩年の自画像はセザンヌのようなタッチで、印象画の先駆けのようでした。
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私が観たいと思っていた、「ウルビーノのヴィーナス」や「聖愛と俗愛」こそ来ていませんでしたが、
プラト美術館から「ダナエ」、ウフィッツィから「フローラ」が来ていて、
「フローラ」はちょうど今の時期の春らしい色合いの美しい絵でした。
でも私が一番感動した絵は、「懺悔するマグダラのマリア」同じような作品を
ティッツィアーノはいくつも描いて居り、私が持っている画集にはサンクトペテルブルグの
ヘルミタージュにある絵が載ってます、その絵は実際に観ていませんが、
この展覧会で実際に観たこの絵は、ピッティ美術館から来ていました。
ヘルミタージュのマグダラのマリアは服を着ていて裸体ではないのですが、
この絵は、金髪に輝く髪が体を包み込んでいますが、ふくよかな胸が見え隠れして、
非常に官能的な絵です。
でもこの観る側から見て右腕、マリアの左腕にかかる髪の毛は、獣的でさえあり、
少し身震いする感もあって、凄みがありました。西洋的でたくましい肉体は、
東洋の裸体やドイツのルーカス クラナッハとは対照的です。
また私が好きな俳優のアルベルタッツィが話したことが頭に浮かびます。
「女性が裸になるとからだは espande :拡大し広がりを放つ」
聖書のルカ福音書でマリアは罪を悔い、キリストの足元で涙を流し、
その涙で濡れた足を自分の髪で拭き、香油を塗ったとされている。左隅に、
香油の入れ物も描かれている。それ以外は無駄なものがかなり排除されていました。
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私もマグダラのマリアという題で実は絵を描いています。それを観たイタリア人の医者は、
ヌードのマリアだったために「Blasfemo:神を畏れぬ行為」(スキャンダル
)と2009年も受け入れがたい反応でした、私の絵をティッツィアーノと比較するような誇大妄想は
できませんが、これは1500年代に描かれています。斬新な表現だったと思います。

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by Art-Chigusa | 2013-03-29 23:26 | Mostra

Robert Doisneau

Sono andata a vedere una mostra fotografica di Robert Doisneau
“Paris en Liberte’ “
Palazzo delle esposizioni a Roma
29 settembre 12 al 3 febbraio 2013


パリのカフェでのキスシーン
(パリ市庁舎前のキス:Le Baise de l’hotel de Ville)で有名なカメラマン
ロベール・ドアノー(1912-1994)の展覧会が,
ローマのパラッツォ デッレ エスポジツィオーネで行われています。
2月3日まで。

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テーマごとに写真が展示されていて、子供たちの写真で、
どこの子供たちも同じことをするけれど、子供たちのグループが
家の呼び鈴を鳴らして逃げるシーンの写真は微笑ましい。

パリの画廊に飾られた、ヌードでお尻の描かれた絵を観ている
紳士、おじさん、年配の女性、貴婦人、の表情がこっけいで面白かった。

私がはっとしたのは、パリのカフェでタバコを手にした、私の大好きな作家・映画監督
マルグリット デュラスの写真。リラックスした表情の40代くらいかな?
のデュラスはとても美しい。

ピカソがヴォーグの写真に手を加えた写真
:すその長いドレスを着た女性に、ピカソが手を加えて、足をにょっきっと出して、
くものようにカーテンにつかまっているように描き加えていたのがおかしかった。

建物、労働者、踊り子たち、このカメラマンはテーマごとに、非常に好奇心旺盛に
写真を撮っていて、その観察眼に脱帽した。パリが最も魅力的な街に撮られている。
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by Art-Chigusa | 2013-02-01 00:41 | Mostra

VERMEER

Sono andata a vedere una mostra di Vermeer
Titolata: il secolo d’oro dell’arte Olandese
Scuderia del Quirinale a Roma
27 Settembere 2012 al 20 Gennaio 2013

数ヶ月前に、ローマのスクデリエ デル クイリナーレで、
オランダを代表する芸術家フェルメールの展覧会に行ってきました。
私は20歳ぐらいの時に、オランダ人の友達スザンナと一緒に
アムステルダムで多くのフェルメールの作品をすでに観ていました。
中でも La stradaは心に残っている私が好きな絵でした。
同じ絵に再会できて、もっと好きになりました。
有名な“青いターバンの少女”(真珠の耳飾の少女)は来ていませんでした。
でも私が、「今回の展覧会を観に来て本当によかった」と思った作品は
“赤い帽子の女”です。これはオランダからではなく、
ワシントンのNational Gallery of Artから来ていました。

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この絵を観た時、私は胸がどきどきしました。
この当時を想像すると、本当に現代的な手法で描かれていた
印象派の先駆けのようだったことが想像できます。
写真のピクセルを拡大したようなぼけが圧巻。
椅子の手、青い服、襟などに点描のような光が差し込んでいる表現は、
私を圧倒した。
カメラ・オブスクラ(Camera oscura)を使っていたからこそ
こういう表現が可能だったのではないでしょうか。その技術をどこまで
使っていたかは、否定的な説もあるけれど。
またこの絵の背景も、19世紀の初めの
アールヌーボーのような色合いとデザインでぼけていて、とても素敵。
このモデルは綺麗な女性というのではないけれど、凄く魅力的。
眉毛がなくて、男性的。私は始め男の人かと思ったが、タイトルを見て、
女性だと知ったくらいだから。中性的な魅力かな?
この半開きの小さな口元、憂いのあふれた艶のある目、
美しい。
奥さんと裕福な姑からの束縛された、自由奔放とは無縁の画家だったこの
オランダ人の画家が、他の同じ時代の作家との差を証明した、
非凡な画家だと言える作品のひとつだと感じました。

カメラ・オブスクラ :ラテン語で「暗い部屋」の意味。
素描を描くために使われた光学装置のこと。写真術発明にあたり重要な役割を
果たした装置で、写真撮影用の機械を「カメラ」と呼ぶのはカメラ・オブスクラに由来する。
最初に「カメラ・オブスクラ」という言葉を用いたのはヨハネス・ケプラー
(1571年–1630年)とされる。
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by Art-Chigusa | 2013-02-01 00:31 | Mostra

Mostra “Costantino 313 d.c “

最近、絵がなかなかはかどっていません。怠けています。
ペルージャ郊外のブティックでの展覧会のプロジェクトもあるのですが、
作品がなかなかできません。
目を描けば終わる1枚の絵に、長々とかかってまだ、終わらず。
100枚ぐらい写真を撮った中の1枚しかイメージとして
絵とならなかったり・・・

週1回、気分転換にペルージャ外国人大学のエルヴィオ ルンギ(アッシジ生まれ)教授の
西洋美術史の授業に行って、聴講したりしています。

最近勉強しているのは「ロマネスク建築、ロマネスク美術」
ロマネスクは1000年から1200年、イタリア、フランス、スペインなどに見られた芸術様式です.

ゴシック以前の様式でロマネスクという言葉は
「ローマ風」という意味ですが、ウィキペディアによると、当初は「堕落し粗野になった
ローマ風の様式」という蔑称としての側面が強く、評価されるようになったのは、
20世紀に入ってからだといいます。

ルンギ教授の授業の、ロマネスクの授業の中で、5世紀から15世紀東ローマで発達した、
ビザンティン美術にも触れています。
私も知っていたのは、ダンテが神曲の中で挙げている、ジオットの先生だったという、
チマブエで、家から1時間ぐらいのアッシジの、聖フランチェスコ教会の中にもあります。

たいていビサンティンの絵は、キリストが真ん中で聖母マリア、天使などが回りに、
描かれていますが、まだ動きのない決まった形の絵という印象しかありませんでした。
ルンギ教授は典型的な形には3種類あって、聖母マリアと生まれたばかりのキリスト、
聖母マリアが頬に手を置いているもの、聖母マリアのひざに抱かれたキリストが、
道を指しているものがあると、色々種類があることを教えて下さいました。
ロマネスクの十字架のキリストも2種類あって、目を開けて十字架にかけられている
キリストと、目を閉じてうつむくキリスト。新約聖書パウロを基にして描かれているか、
ルカによる福音書によって描かれているかによって、違う表現になっているという。
この時代の十字架にかけられたキリスト像も、描かれた場所、
北フランスのものか、イタリアのものかによっても、キリストの足の描き方が、リアルに
釘や血が描かれているか、ただ足に穴が空いただけに描かれているかで、
どこの地方で描がかれたか、分かるといいます。
 

調度今、ミラノのパラッツォ レアーレで、ローマ帝国の皇帝となったコンスタンティヌス
(272年ー337年)の展覧会が行われています。
312年、ライバルだったマクセンティウス帝をメルヴィオ橋で倒した戦いの直前、
コンスタンティヌスは空に現れた十字架を見て勝利を確信したと伝えられています。
313年、「ミラノ勅令」を発布して、それまで迫害されていた
キリスト教を公認します。
来年2013年で、1700年周年の祝賀の意味で、色々な展覧会が計画されている、
そのプロジェクトのひとつの展覧会が始まりました。200点に上る古美術品が
Musei Capitolini di Roma
Il Kunsthistoris torishes Museum di Vienna,
Il Victoria & Albert Museum
Il British Museum di Londra
La National Gallery di Washington
から集められています。その時代ミラノは Mediolanum
という都市がつくられ、栄えました。Museo Diocesanoのプロジェクトによる展覧会で、
貴重で質の高い展覧会という印象を持ちました。
ローマ皇帝コンスタンティヌスの彫刻や、その母へレナの全身の彫刻や、
その時代のコイン、装飾の素晴らしい、かぶと、お皿やアンフォラ、
1495年Cima da Coneglianoが描いた「聖へレナ」も素晴らしかった。

コンスタンティヌスは帝国の統一のために、寛容な政治を採り、皇帝ネロ以来
禁止されていたキリスト教に信教の自由を与えたことで知られています。
母へレナはキリスト教徒でした。
展覧会でコンスタンティノポリスを首都として、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)風の
装飾をみていると、古代ローマのコスタンティノープル、
現在のイスタンブールに行ってみたくなりました。

この展覧会は2013年3月までミラノのドゥオーモ前、パラッツォ レアーレで観られます

写真は10月25日コリエレ デッラ セーラより
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Mostra “Costantino 313 d.c “ e` la mostra al Palazzo Reale
di Milano. Fino al 17 marzo.
Orari: Lunedi: 14:30-19:30,
Martedi:,mercoledi, venerdi, domenica:9:30-19:30
Giovedi,e sabato:9:30-22:30
Info:www.mostracostantino.it.
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by Art-Chigusa | 2012-10-28 03:38 | Mostra

Mostra di Pablo Picasso

Ieri sono andata a vedere la mostra di Picasso

Dal 20 settembre al 6 gennaio 2013
Il grande mostra di Pablo Picasso a Palazzo Reale a Milano
250 capolavori tra dipinti disegni sculture e fotografie.

21日,ミラノのパラッツォ レアーレで,
20日に始まったばかりのピカソ展を観に行って来ました
今回重要なピカソの展覧会をミラノでできるようになったのは、現在、
新しくピカソの美術館をパリで整備中のために、ミラノにその間、
貸しだす事になったということです

大傑作のゲルニカのオリジナルこそ来ていなかったが、
ゲルニカができるまでの写真も観られる展示となっている。

朝鮮戦争での民間人大虐殺の作品が素晴らしかった。
中央の東洋人の女性の顔が忘れられない。色も体の線も構図も無駄がなく、洗練されている
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ピカソのゲルニカの馬の表現は、下絵に通じると思える小さなコリーダの絵も印象に残った
Corrida: La morte del torero 1933
Olio su tavola 31X41cm
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ピカソの青の時代の白内障の婦人を描いたセレスティーナ(1904)にも感動した
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白いキャンバスに鉛筆だけで描かれた若い痩せた女性のヌードも
題名は思い出せないが、白の下地に濃い色が入っているため、白の色が美しいし、
鉛筆だけのラインの強弱がかすれたりしていて美しい。
キュビズムの時代の時にはブラックと似た絵を描いていたが、イタリアを旅行し、
またクラシカルな要素が戻ってきたことも分かる
マリア テレーズに恋して、妻のオルガとの3角関係で苦しんでいたピカソは
自分の中にある野獣の部分を描くために頭が牛のミノタウロとして登場させ、
テレーズは灯りを持って導く(希望の象徴)版画の作品を最近サイトで見て、
オリジナルが観たいと思っていたら、こんなに早く実現できて、驚くとともに嬉しかった。

ミラノのスフォルツェスコにあるミケランジェロの“未完のマリア”を見るたび、
頭を拳骨で叩いて、“まだだめだ”と自らを反省するというアーチストのオクダ トシエのように、
私も、ピカソは画集でみるとそんなに好きではないと思っていたが、この展覧会で改めて、
偉大な巨匠だと頭が下がり、”だめだめ”と自らを反省した。
ものの中身、本質的な芸術を追求した、純粋で繊細な人間性も感じら
スタンダール現象を起こした。

戦争に反対し、平和を祈る作品を制作したこともそうだが、弱いものへの繊細な気持ちが感じらた。

20歳の時に描いた“カサヘマスの死 1901”にも胸を打たれた
ヴァンゴッホのようなタッチで描かれたピカソの親友カサヘマスは、
思いを寄せていた女性との関係がうまくいかなくなり自殺を遂げた
こめかみには血のあとがあった。
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海辺を走る2人の女(駆けっこ)1922年グアッシュ 板
の作品は32.5X41.1cmと私が想像していたよりもはるかに
小さい作品で驚いた
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壁にかかれたピカソの言葉
:"Non esiste piu`nemmeno un ‘arte figurativa e non figurativa.
Tutte le cose ci appaiono sotto forma figure."

"Neither is there figurative and non-figurative art.
All things appear to us in the shape of forms”

アフリカのアートにも影響を受け、東洋も西洋も感じさせる
ありとあらゆる技法を使って、実験を繰り返した勇気あるアーティスト

写真の登場によって、肖像画が意味のないことに感じられ、悲観する画家もいるが、
ピカソは写真はその人の一面しか写せない。それならその人の泣き顔、笑い顔、怒った顔も
一枚の絵の中で表現しよう。そうやって絵画の可能性を開拓していった。
私も写真では表現できない表情を絵の中で表現しようと誓うとともに、
抽象か具象かなどにとらわれず、色々な技法を試しながら、
本当に表現したいもの、ものの本質を追求する勇気をもとうと思った
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by Art-Chigusa | 2012-09-22 22:03 | Mostra

Mostra di Ayumi Makita: Segni Barocchi Festival

Sabato 8 Settembre, sono andata vedere una mostra a Foligno
della mia amica Ayumi Makita" Segni Barocchi festival"

Ho partecipato al laboratorio di ORIGAMI sempre organizzato dalla
mia amica Ayumi insieme a tanti bambini festosi e curiosi mi sono
molto divertita ho passato una piacevole giornata.
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Segni Barocchi Festival
XXXIII EDIZIONE
Foligno
2-23 settembre 2012
Mostra: “ Le Bosquet du Labyrinthe ” di Ayumi Makita
luogo: Corte di Palazzo Trinci Foligno
Allestimento: Viaindustriae design Mael Veisse
Libro d'artista: VIAINDUSTRIAE edizioni a cura di Emanuele De Donno
data: La mostra resterà aperta fino al 23 settembre
orario: 10:00-13:00 e 15:00-19:00 tutti i giorni eccetto il lunedì.
Durante la NotteBarocca (8 settembre), resterà aperta fino alle 24.00
Ingresso libero
Info: tel 0742344563

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私の友人の牧田あゆみさんの展覧会を観て来ました。
ペルージャから車で約40分ローマ方面に行った、フォリーニョの
センター街 パラッツォ トリンチで9月23日まで行われています。
バロック ファスティバルのための展覧会で、フォリーニョの街はとても賑やかでした

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9月8日土曜日には、折り紙のワークショップがあり、私もイタリア人で折り紙が好きな
お友達と参加して、子供たちに教えてあげたりして、楽しみました。
子供たちは発想が豊かなので、私も刺激になりました。

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by Art-Chigusa | 2012-09-10 20:28 | Mostra

Mostra di Pittura

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Presento una mia personale di Pittura contemporanea presso
la libreria Bardamu'
in via dei Priori 13/ A a Perugia centro.

Nei giorni dal 3 Luglio al 17 Luglio 2012.

Oggi e`stato il giorno dell'inaugurazione.

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ペルージャの中心街の,書店 BARDAMU` のスペースで、私の個展が
はじまりました。今日はそのオープニングでたくさんの人が来てくれました。
ありがとうございました。

Ringrazio a tutti per essere presenti alla mia mostra, anche
vorrei ringraziare alla Libreria Bardamu' che mi hanno dato
questa oppotunita`.


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by Art-Chigusa | 2012-07-04 06:48 | Mostra
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ペルージャ在住 アーティスト


by C.K
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