イタリアの風:Chigusa Kuraishi Blog

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IMMAGINI E PAROLE

この展覧会に来て頂いた人たちに、リクエストに応じて、
葉書に私がペイントし、順子さんが、書を書いて、プレゼントしていますが、
イタリアの若い世代も、年配の方々も、書道に興味を持たれ、
「ぜひ、書道を教えて欲しい」と言う方々が意外にたくさんいました。
ペルージャのVia della Viola で、私が絵画教室、彼女が書道教室を始めようと
いう企画もあります。
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葉書にどんなことばを書いて欲しいか聞くと、若い人は“愛”や“夢”、
珍しい言葉としては“狐”などがありましたが、

ある日、痩せて背が高く、厳格な表情をした、足がわるく杖をついた、
でも背筋はピッと伸ばして、昔は軍人だったのかしらと、思わせるような、
誇りを身につけたような年配の男性が、長く時間をかけて、
じっくりと私たちの作品をみて下さっていたので、プレゼントしようと思い、
どんな言葉にしますか?と言うと、
「Dolore, 痛み sofferenza 苦しみ、悲しみ」と言い、目を伏せたのでした。
この会期中、一番心を打たれました。あとで順子さんに
「何か悲しい経験がある人なんでしょうか」と言うと、彼女は、
「悲しいときに、悲しい音楽を聴くと、心が癒されるということがあるから」
とおっしゃいました。
その日の夜、私は、その老紳士のことを思って、
少しでも悲しみが癒されることを祈りました。

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123x93cm Tempera,fogli d'oro su legno
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by Art-Chigusa | 2013-06-02 05:53 | My works | Comments(0)
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ペルージャ在住 アーティスト


by C.K
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