イタリアの風:Chigusa Kuraishi Blog

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VERMEER

Sono andata a vedere una mostra di Vermeer
Titolata: il secolo d’oro dell’arte Olandese
Scuderia del Quirinale a Roma
27 Settembere 2012 al 20 Gennaio 2013

数ヶ月前に、ローマのスクデリエ デル クイリナーレで、
オランダを代表する芸術家フェルメールの展覧会に行ってきました。
私は20歳ぐらいの時に、オランダ人の友達スザンナと一緒に
アムステルダムで多くのフェルメールの作品をすでに観ていました。
中でも La stradaは心に残っている私が好きな絵でした。
同じ絵に再会できて、もっと好きになりました。
有名な“青いターバンの少女”(真珠の耳飾の少女)は来ていませんでした。
でも私が、「今回の展覧会を観に来て本当によかった」と思った作品は
“赤い帽子の女”です。これはオランダからではなく、
ワシントンのNational Gallery of Artから来ていました。

f0178334_0253337.jpg

この絵を観た時、私は胸がどきどきしました。
この当時を想像すると、本当に現代的な手法で描かれていた
印象派の先駆けのようだったことが想像できます。
写真のピクセルを拡大したようなぼけが圧巻。
椅子の手、青い服、襟などに点描のような光が差し込んでいる表現は、
私を圧倒した。
カメラ・オブスクラ(Camera oscura)を使っていたからこそ
こういう表現が可能だったのではないでしょうか。その技術をどこまで
使っていたかは、否定的な説もあるけれど。
またこの絵の背景も、19世紀の初めの
アールヌーボーのような色合いとデザインでぼけていて、とても素敵。
このモデルは綺麗な女性というのではないけれど、凄く魅力的。
眉毛がなくて、男性的。私は始め男の人かと思ったが、タイトルを見て、
女性だと知ったくらいだから。中性的な魅力かな?
この半開きの小さな口元、憂いのあふれた艶のある目、
美しい。
奥さんと裕福な姑からの束縛された、自由奔放とは無縁の画家だったこの
オランダ人の画家が、他の同じ時代の作家との差を証明した、
非凡な画家だと言える作品のひとつだと感じました。

カメラ・オブスクラ :ラテン語で「暗い部屋」の意味。
素描を描くために使われた光学装置のこと。写真術発明にあたり重要な役割を
果たした装置で、写真撮影用の機械を「カメラ」と呼ぶのはカメラ・オブスクラに由来する。
最初に「カメラ・オブスクラ」という言葉を用いたのはヨハネス・ケプラー
(1571年–1630年)とされる。
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by Art-Chigusa | 2013-02-01 00:31 | Mostra | Comments(0)
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ペルージャ在住 アーティスト


by C.K
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