レオナルド・ダ・ヴィンチの生家 アンキアーノの村
1月私は風は冷たいが晴れ渡った気持ちのいい日に、何年も行きたいと思って行けなかった
レオナルド ダ ヴィンチの生家 ヴィンチ市近く、アンキアーノの村を訪れた。
何て美しい人里離れた、山の奥、自然の美しいひっそりとした家。
車で連れて行って下さったヴィンチに住んでいる人が、言うには、
「レオナルドは変わった子供だったといわれている」ことだ。
「だって鶏とかを、子供なのに殺して解剖しちゃうんだからね」
「この村に、にわとりが居なくなると、レオナルドのせいだって言われていた、と聞いている」と。
レオナルド ダ ヴィンチは公証人セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチと農夫の娘カテリーナとの間に非嫡出子としてここで生まれた、つまり父親が子供と認められなかった、隠されていた子供だったということだが、それは何かこの天才を生まれさせるのに、影響しているのだろうか?
1452年4月15日に生まれ、1519年5月2日に亡くなった。絵画、彫刻、建築、
音楽、科学、数学、工学、発明、解剖学、地学、地誌学、植物学などなど、さまざまな分野で業績を残した「万能人(UOMO UNIVERSALE)」であるが、
このヴィンチの博物館には、飛行機、ヘリコプターの原形となるクリエイションや、自転車、時計、戦車の原形となるモデルなども展示されていて、ただただ驚くが、私の興味は、やはり彼の絵画に置ける神秘性だ。
初期の「受胎告知」は、色々な角度から見た遠近法の研究がどのように発展していったか、ここの博物館で見られる。
レオナルドは生まれてから5年間このアンキアーノで母カタリーナと過ごしていたと言う。
1457年からは父と祖父母と、叔父のフランチェスコとヴィンチの都市部で過ごしたと言うが、都市部と言っても、小さな街だった。レオナルドの父はレオナルドが生まれるとまもなく、アルビエラという16歳の娘と結婚したが、この義母も若くして死去している。レオナルドが16歳の時には、20歳のフランチェスカ・ランフレディーニと再婚したが、父セル・ピエロに嫡出子が生まれたのは、3回目、4回目の結婚時だった。
それでもレオナルドはラテン語や幾何学、数学の教育を受けた。
有名な神秘体験 「ハゲワシが空から舞い降りて、ベッドで寝ていたレオナルドの口元をその尾で何度も打ち据えた」という子供の頃の体験は、このヴィンチで体験したのだろう。
そして、もうひとつの体験は、山を散策していたレオナルドが洞窟を見つけた時に、「何か化け物におびえながらも、洞窟の内部はどのようになっているのだろうか」という好奇心で一杯になったと記している
「岩窟の聖母」その幼児体験が生きてているのだろうか?私の最も好きな絵。
観るものに考えるスペースを与える、子供になって空想できる広がりのある深い深い作品だ。このヴィンチにはそんな神秘的な空気が漂っていた。
レオナルド ダ ヴィンチの生家 ヴィンチ市近く、アンキアーノの村を訪れた。
何て美しい人里離れた、山の奥、自然の美しいひっそりとした家。
車で連れて行って下さったヴィンチに住んでいる人が、言うには、
「レオナルドは変わった子供だったといわれている」ことだ。
「だって鶏とかを、子供なのに殺して解剖しちゃうんだからね」
「この村に、にわとりが居なくなると、レオナルドのせいだって言われていた、と聞いている」と。
レオナルド ダ ヴィンチは公証人セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチと農夫の娘カテリーナとの間に非嫡出子としてここで生まれた、つまり父親が子供と認められなかった、隠されていた子供だったということだが、それは何かこの天才を生まれさせるのに、影響しているのだろうか?
1452年4月15日に生まれ、1519年5月2日に亡くなった。絵画、彫刻、建築、
音楽、科学、数学、工学、発明、解剖学、地学、地誌学、植物学などなど、さまざまな分野で業績を残した「万能人(UOMO UNIVERSALE)」であるが、
このヴィンチの博物館には、飛行機、ヘリコプターの原形となるクリエイションや、自転車、時計、戦車の原形となるモデルなども展示されていて、ただただ驚くが、私の興味は、やはり彼の絵画に置ける神秘性だ。
初期の「受胎告知」は、色々な角度から見た遠近法の研究がどのように発展していったか、ここの博物館で見られる。
レオナルドは生まれてから5年間このアンキアーノで母カタリーナと過ごしていたと言う。
1457年からは父と祖父母と、叔父のフランチェスコとヴィンチの都市部で過ごしたと言うが、都市部と言っても、小さな街だった。レオナルドの父はレオナルドが生まれるとまもなく、アルビエラという16歳の娘と結婚したが、この義母も若くして死去している。レオナルドが16歳の時には、20歳のフランチェスカ・ランフレディーニと再婚したが、父セル・ピエロに嫡出子が生まれたのは、3回目、4回目の結婚時だった。
それでもレオナルドはラテン語や幾何学、数学の教育を受けた。
有名な神秘体験 「ハゲワシが空から舞い降りて、ベッドで寝ていたレオナルドの口元をその尾で何度も打ち据えた」という子供の頃の体験は、このヴィンチで体験したのだろう。
そして、もうひとつの体験は、山を散策していたレオナルドが洞窟を見つけた時に、「何か化け物におびえながらも、洞窟の内部はどのようになっているのだろうか」という好奇心で一杯になったと記している
「岩窟の聖母」その幼児体験が生きてているのだろうか?私の最も好きな絵。
観るものに考えるスペースを与える、子供になって空想できる広がりのある深い深い作品だ。このヴィンチにはそんな神秘的な空気が漂っていた。
by Art-Chigusa
| 2016-02-15 22:41
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